2007-04-08

思い出した風景

君と僕はサクラの花びらを拾い集めていた。
ビニルの袋いっぱいの花びら
そしてヒンヤリとした風
ピンクの花びらはジャングルジムを取り囲んで
他に遊んでいる子なんていない
幼い君幼い僕

自転車
サクラの花びら

僕はあの寒さが
君の喘息のはじまりだったのではないかと
今でも思っています

君の苦しさを作ってしまったのは
僕だったのではないかと

そして
あの人々なのではないかと

大嫌いな人種の住む町
そこから君を引き出すことができない

君はそこから飛び出すことができるだろうか

この一年で
君は飛び出すことができるだろうか

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