2014-09-05

懐かしい友人から電話がかかった

かれはいつも当日の1.2時間後の食事やお茶を希望する。要するにさほど忙しくはない日常をいきているのだ。かれはいつも暇なのだ。かれの世界はもう二十年間ほど前に時をとめて、かれの世界はその頃、膨張することをやめてしまったのだ。もちろん、深く沈み込んでしこうしているわけでもない。うすっぺらな考え。でもかれはとてもいい男で。

彼女は世界で一番美しかった。改築が終わったばかりの西武新宿の改札のそとで僕を待っている彼女のその立ち姿と言ったら。それこそ世界で一番美しかった。かわいかった。きれいだった。
その彼女も歳をとった。彼女が歳をとってしまったことが不思議だ。僕は彼女の現在のすがたを見て驚いてしまった。何かの間違いだと思った。けれど、このことは間違いでも何でもなく。ただの僕の幻想の崩壊を意味しているにすぎないのだ。余りにも脆弱な僕の情緒・思考・論理なのだ。

昔々。あるところに・・・昔話は今、始まる。

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